2024.3.29

府中市生涯学習フェスティバル参加報告(2023)

日時|2023年10月8日(日) 10:00~16:00
場所|府中市生涯学習センター
参加人数| 約80名

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2022年度から、より多くの市民に「ラッコルタ」の活動を周知するために始まった「ラッコルタ・キャラバン」は「府中市生涯学習フェスティバル」からスタートしました。
アーティストを招聘して行うワークショプとは別に、参加者が創造素材に触れ、自由にもの作りをすることで、作る楽しさだけでなく素材を通して「視点を変える」「地域を知る」などの“気づき”を提供してきました。
また、スタッフ自身も開催地域による環境の違いや参加者の反応から学びを得ることができ、ラーニングプロジェクトとしての「ラッコルタ」を実感する機会となっています。
今回の生涯学習フェスティバルでは、新しい創造素材も加わり、学びを生かした開催となりました。

用意した素材|段ボール小片・布ハギレ・カッティングシート・ランドセル合成皮革・コルク・紙筒・紙製卵ケース・キャップ・ボリューム用ダイヤル・組紐・リボン他

会場が講堂前のロビーだったので開放的な空間を生かし、創作スペースを床にも設けたところ、創作への視点が変わり、子どもだけでなく大人も作品を作る様子が見られました。

今回新たに提供いただいたコルク、紙筒、紙製卵ケースなどは、見たことがあってもあまり使ったことがない素材のため、組み合わせられた作品が多く見られました。

素材の提供の仕方にも工夫をし、紙筒や紙製卵ケースなどそのまま並べるのだけでなく、切って大きさを変えたものを並べました。
そうすることで、参加者が素材を手に取りやすくなり、創作へのきっかけを作ることができました。

企業から提供いただいた不要な部材を「創造素材」に生まれ変わらせるには、視点の変換や展示の工夫が必要となってきます。それを意識しキャラバンの準備をすることで、「ラッコルタ」の新たなものの見方を獲得する“学び”をスタッフも体験し、次回へと繋げています。

素材提供企業:株式会社TOKIO Lab、株式会社協和、樋口鞄工房株式会社、株式会社F.F.P.、佐藤洋裁教室、GREEN、インヴィーノヴェリータスサングリア、ブーランジェリー・テール・ヴィヴァン、読売新聞府中第一販売所

主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、特定非営利活動法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウ