ラッコルタ-創造素材ラボ- vol.2 「いしのこえとみかげ」ワークショップ+展覧会 開催レポート
MATHRAX(アーティスト)+ 玉川石材工業株式会社(素材提供)
「ラッコルタ -創造素材ラボ-」は地元企業から提供された不要な部材を、創造学習に活かす仕組みづくりです。 アーティストの長年のリサーチを素材に落とし込み企画されたワークショップにて、子供や大人が表現活動に取り組みます。身近にあるモノを違う視点から捉える機会を創出し、アーティストの視点を通して、新たなものの見方を獲得するラーニングと位置付けています。昨年度に引き続き、今年度は、仕組みづくりを強化しながら、地域企業との関係構築、市民周知に向けた複数のワークショップを開催し、冬季から年度末にかけてメインのアーティスト招聘ワークショップの企画立案・実施、その報告としての成果展を行いました。令和3-4年度市民提案型協働事業として府中市の文化生涯学習課と協働し、また「東京アートポイント計画」の一環で東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京と共催しています。
当事業のメインワークショップとして、アートユニットのMATHRAX(マスラックス)の久世祥三さんと坂本茉里子さんのお二人を迎え、玉川石材工業株式会社ご提供の石材を使った「いしのこえとみかげ」が開催されました。2月19日(日)に府中市生涯学習センターにてワークショップ、その後3月4日(土)から12日(日)まで府中市郷土の森博物館の移築伝統家屋である旧田中家住宅の和室で成果展が行われました。
その開催レポート、今回の企画の意義と総括、参加者や関係者の感想を紹介します。
「いしのこえとみかげ」ワークショップ |
自分と石の関係について思考する
講師のアートユニットMATHRAXは、木や石などの自然物を素材に、電気、光、音、香りなど、五感を通じて繋がる世界をインスタレーション作品で発表してきました。今回のワークショップの企画において、ラッコルタの数多くの創造素材の中から「墓石見本」を選び、「自分と石について」の関係性を掘り下げる試みを提案いただきました。素材提供企業である玉川石材工業の宮本社長や安樂山 誓光院 観音寺の宗主へのインタビューも行い、お墓の現状も事前にリサーチ。生と死の境目にある石が繋ぐもの、そこに込められた思いについて想像することにより、人の意識の構造を探りたいとのことでした。
古来、人々は石とどのように付き合い、どのような思いを込めてきたのでしょうか。それを想像してみながら、石と新しい関係性を結べるような作品を参加者の皆さんとともに作ります。
2月19日の午前と午後、それぞれ約10組の年齢も属性も多様な方々が参加されました。府中市生涯学習センターの石庭を望む和室にて、最初のイントロダクション。MATHRAX坂本さんが、身の回りの石と自分の関わり方について、事例や歴史から紐解いていきます。日本のお墓の由来や、みかげ石についても学び、なぜ人は石を使うのか、どのような思いを込めていたのか想像しながら、石について改めて思いを巡らせます。その後、小さなみかげ石のカケラに触れながら、自分は石にどのような印象を持っているのか、言葉や絵で自由に表現してみます。
次に続く工作に入る前に、和室に配置された石材見本の中から、参加者は直感的に使いたい石を選びます。同じ形に切り取られ磨かれた石は、よく観察すると、それぞれ独自の違いが見えてきます。子供達は迷いなく即座に手を伸ばし、大人達はじっくり触りながら選んでいた姿が印象的でした。
石に触れ、関係の回路をつくる
和室での談話の後は、各自が選んだ石を手に、電子工作ができる工房へ移動。そこからMATHRAXの制作手法である「はんだづけ」をはじめ、電子回路によって繋がる仕組みづくりを体験します。
MATHRAX久世さんの丁寧な説明を聞きながら、初めての道具を用いて石に電子回路を繋げる制作に挑みます。いつもアーティストが使っている秘蔵の手法を体験し、作品制作のプロセスを共有する時間。親子で助けあったり、大人も子供もそれぞれが手先の作業に集中する姿が見られました。
熱さ、匂い、煙、したたり落ちるはんだの滴、石への接着。五感をフル活動しての作業です。
自分の選んだ石に回路を構築し、関係性の発端をつくります。これらの石は、最終的に1つの共同作品の一部となる予定です。それぞれの制作が、全体の形と繋がりを生み出します。
参加者は、親子に加え、「石」に興味のある大人、またアーティストも複数見られました。はんだづけは、初めての人も多く、助け合いながら、無心に取り組んでいました。
はんだづけが終わったら、それぞれの石を持ち寄り、共同作品としての筐体へ組み込んでいきます。各電線をシステムに繋げて完成。
すべての石を繋げ、完成した作品を鑑賞するハイライト。石にそっと触れると、音がなり、また色とりどりのライトが光ったり、突如 扇風機が回ったり。感動で盛り上がる参加者たちは、我先にと作品に触れていました。アクションを起こすことで、作品が反応して何かが起こる。このプロセスに、鑑賞者のみならず、制作者として参加する貴重な体験となりました。
最後は、石に宿る「みかげ(魂の姿)」を想像してドローイングすることにより、各自が石との関係を振り返りました。
和室に戻って、展示されていたMATHRAXの近作に触れて鑑賞したり、お土産に好きな墓石見本を新たに選び、ワークショップは終了。はんだづけされていないみかげ石を持ち帰ることで、それぞれが石との新たな関係を築いていくことでしょう。和室の窓の外には、石庭が広がり、ついその石に触ると何かが起こるのではないかと錯覚してしまいそう、と見学に来ていた府中市役所の担当者が呟いていたのが印象的でした。石に触れることで、何かのスイッチが入る。何かが起こる。どこかで何かが繋がっている。そんなことを想起させる時間でした。
ワークショップ後には、久世さんのご厚意で、参加者が描いた「みかげ」を反映したアプリページを作成いただきました。デジタル上でそれぞれの印象を共有できる仕組みです。
https://kuze.jp/mikage (外側の石が午後、内側の石が午前の参加者のアウトプット)
ぜひサイトにアクセスしてみてください!
「いしのこえとみかげ」展覧会 |
歴史や繋がりを体感する時空間
ワークショップから約2週間後の3月4日から3月12日まで、府中市郷土の森博物館の旧田中家住宅の和室にて、成果展を行いました。多摩川の砂利採掘跡を利用した広大な敷地にある当館は、多くの建築物や自然が一体化した野外博物館で「府中の歴史と文化と人の調和に貢献すること」を趣旨としています。
展示した旧田中家住宅は、江戸後期から明治の府中宿としての代表的な歴史建造物で、明治天皇が兎狩の機会に滞在した施設を移築したもの。 和室という”身体的”な空間は、五感を敏感にして「石」が持つ独自の時間の流れや歴史を想像するのにふさわしい場であること、 “自然物”と”人”のあいだの「目に見えない繋がりを想起する」という作品内容にふさわしい場であることから、この会場を選びました。また、約120種1300本という当館自慢の「梅まつり」開催中であり、子供から高齢者まで、多様な来訪者が期待でき、偶然の出会いを生む好機となりました。
合計44畳の4部屋からなる広間に、ワークショップの成果を発表しました。参加者と共同制作した「いしのこえとみかげ」の3作品を畳上に設置。自由に触れることにより、不思議な音色や、灯りの色の変化が楽しめます。音や光を体感しながら、展示期間の約10日間、間戸から見える満開の梅が少しずつ散りゆく姿を通して、移りゆく時間の経過も感じることができました。
入口付近には、モニターを設置し、アーティストや素材提供企業を映像で紹介。また、ワークショップの趣旨やプロセス、参加者が表現した石の印象のドローイングも一同に展示しました。
石には途方もなく長い時間が込められています。素材として使用したみかげ石も、地球のマグマが地中でゆっくり冷却されて固まったもの。研磨や仕上げによって、異なる表情を見せるこの石は、耐久性に優れ、世界中で建材や墓に使用されています。参加者が改めて石に向き合い、想像した風景描写は予想以上に興味深く、人によって印象が大きく異なることを物語っていました。
畳に座り込み、まるでお琴を演奏するかのように作品を楽しむ人たち。子供から大人まで、そこに居合わせた人たちが協奏するように、石にふれる姿が見られました。
梅まつりを目的に当会場を偶然に訪れた家族連れや高齢者たちと、プライベートな対話が生まれたのも今回の展覧会の特徴です。
「この石、魂 入ってるの?」という突然の質問から、石にまつわるストーリーを語ってくださる方がいたり。3ヶ月前に亡き夫のための墓石を選んだばかりという御婦人がいたり。畳という身体的にリラックスした空間で、主体的に作品に触れる鑑賞を通して、五感や心がオープンになったと感じた経験でした。また、素材提供企業の玉川石材工業株式会社の宮本社長ご夫妻も鑑賞され、いつも見慣れた墓石への新たな視点に感激されていました。「とても興味深い作品で、当社にも展示させていただきたいと心底思いました」とのコメントも。(レポート最後にご感想を紹介しています)
今回のワークショップの根底にある、アーティストのリサーチを紹介するために、MATHRAXの近作も展示しました。みかげ石とはまた異なる石の趣を感じてもらえたと思います。
「いしのこえ」は、ネイティブアメリカンの「石の声を聴くスキル」からインスピレーションを受けて制作され、わたしと石との間にはどんな声が生まれてくるかを問う作品です。
ワークショップの成果作品「いしのこえとみかげ」に始まり、一連の近作に触れることにより、MATHRAXの視点を体感する機会となりました。
奥の間では、「ラッコルタ-創造素材ラボ-」の素材を一堂に展示し、素材の持つ潜在力を紹介。
場の持つ力も相まって、1100名近くの来訪者に恵まれ、石に触れ 石の声を聴く機会を多様な方々に提供することができました。時間と空間、身体を巻き込む充実した10日間となりました。
企画の意義と総括 |
MATHRAXの素材への視点
MATHRAXご自身のリサーチを素材に落とし込み、企画された今回のワークショップ。素材から発想されたアーティストの考察を紹介します。
「自分」と「石」との関係性を見つめる。
それを思い起こして形にしてみる。
自由に新たな風景を想像する。
「ACFの皆さんに府中市をご案内いただいている時、たまたま見ていた地図の中に、ひときわ大きな空間があることに気づきました。そこは「多磨霊園」だったのですが、まるで街の大きさほどある広大さでした。
知らない方の眠る「お墓」には、普段は何だか少し近寄り難いイメージがあるものです。ですが、実際に霊園を歩いてみると、不思議と心が落ち着くような気がしたことに驚きました。まるで墓石が音を吸い込んでしまったかのごとく、紅葉の美しさと静けさが染み渡るような場所に思えたのが新鮮でした。
私たちには、一見、平和そうに思える日常の中にも、ふとした瞬間にのぞかせる底知れぬ死の感覚を思い起こしたり、想像する力があります。生き物としての本能ももちろんありますが、ここ最近は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックをはじめ、世界情勢の不安定さや日本の先行きの見えなさも相まって、不安の絶えない日々が続いており、誰にとっても平等に訪れる死は、ここ最近は、なんだかずっと身近な存在になってしまったようにも感じます。霊園がどこか親しみを持って感じられたのは、そのせいだったのかもしれません。
今回、私たちは、長年、墓石を扱ってきた玉川石材工業株式会社さんにも取材をさせていただき、石と人との関係について改めて考えてみたいと思いました。古来、石は人の生活の営みや様々な思いに寄り添う存在でした。
ある時には、権力を誇示する方法として、また不老不死の薬として。そして、願いや祈りの対象になったり、世界を分ける境界の役割をも果たしました。そして、自らの心を映す友としても存在してきました。石は、ものを言わぬからこそ、人の生に寄り添い、信じるに足る存在になっていったのかもしれません。
今回のワークショップでは、自分と身のまわりの石との関係性をもう一度、見つめてみます。そして、参加者の皆さんそれぞれの中から生まれた感覚をもとに、石と人との新しい関係性や、そこから垣間見える新しい風景を想像してみることができればと考えています。」
石に触れ、石の声を聴く身体経験
MATHRAXの坂本さんは、オーケストラで演奏していた経験から、人の意識の働きや構想力、他者との相互作用に興味を持つようになったと語ります。お二人は、デジタルデータと人間の知覚との間に生まれる現象に注目し、人が他者と新たなコミュニケーションを創り出すプロセスを探る作品を制作しています。
今回は「石」、なかでも墓石に用いられる「みかげ石」を素材に、ワークショップを展開しました。墓という、生者と死者の「あいだ」に位置付けられる、モノであってモノでない特殊な題材にもリサーチを行います。それによって、人が「石」という自然物にもつ意識や想いについて改めて向き合う契機となりました。みかげ石に関係性の回路を構築し、繋がりを設える。その石に触れ、その声に耳をすます。そのプロセスを身体で体験する。参加者にとって、同じ場と行動を共有しても、おそらくそこから思い描かれる風景は多種多様であることでしょう。人が重ねてきた知見や経験に伴い、世界の見え方はまったく異なることに気づかされます。世界のありかの認識は、人の意識のあり方により、変わり続けているのでしょう。
地域資源を読み解き、活かす
今回は、創業125年の歴史を誇る石材屋の素材と、府中市郷土の森に移築された旧府中宿の伝統家屋が繋がるという、地域が持つ歴史の厚さを改めて浮き彫りにする企画となりました。移築建築物である旧田中家和室では、茶会や句会は開かれてきたものの、展覧会での使用は初めてとのことで、博物館の担当者やスタッフも展示に興味を向けて下さいました。
また、ワークショップを開催した府中市生涯学習センターでは、談話や石の展示を「和室」で、電子工作を「工房」で、と文脈に応じた空間の使い分けの効果を発揮することができました。
地域が持つ資源を読み解き、ストーリーで繋げながら活かすことで、その意義をより実感できます。アーティストの視点、素材、人、場が相乗効果をもたらし豊かな時空間が実現しました。
第二回のラッコルタ アーティストワークショップでは、「見えないものが繋ぐ世界」を探究するアートユニット MATHRAXのお二人を迎え、「生者と死者の繋ぎ目としての”墓”」を取り扱う老舗の玉川石材工業株式会社の素材を使い、「歴史と文化と人の調和」を目指す府中市郷土の森博物館にて、ワークショップ成果展を実施しました。今後も地域資源を最大限に活かしながら、アートを通した新たな視点をもたらす事業を継続していきます。
参加者や関係者の感想 |
ワークショップ参加者の声
「石の声を聞く」とはどういうことなんだろうという興味から参加しましたが、石の歴史や人と石の関わりなども知ることができて興味深かったです。石を通じて音や光、風とつながる体験も印象的でした。」
「石を通じてその意味を考え直すことができました。 つながる・関係をさえぎる 反対の意味を持っていておもしろいと思いました。」
「作品の制作過程に触れられてよかった。 最後に全員の石をつなげて、様々な音、色、風の反応をみんなで共有できたのがよかった。」
「普段写真を撮っているので、“見えないもの”をイメージすることがいつも役立つと感じています。今日のWSも、石とその石がどのような記憶を持っているか、など想像力を働かせるきっかけになりました。自分のアクションが音や光に変換されることで一帯感が生まれますね!」
「こんなにたくさん石を触る時間は新鮮。お墓で使われている石は、普段見るだけで、触る機会はあまりないので貴重だった。」
「言葉にたよらない 内側から何かを感じる 石は意外とあたたかい」
また、英国人アーティストの参加者からは、こんな感想がありました。
「イギリスでも大昔にストーンヘンジなど霊的なものを感じる文化はあったが、日本と違って産業革命がおこって、物にまつわる信仰がほぼなくなってしまった。日本ではまだ残っており、日本人の目や文化を通して石に触れるという、豊かな時間だった。」
MATHRAXの感想
このたびは、「いしのこえとみかげ」ワークショップ、そして成果展の開催という貴重な機会をいただき、ありがとうございました。ラッコルタ−創造素材ラボ−さんに、様々な素材を見せていただいた時、なぜか墓石の存在感に強く惹かれました。それは、御影石という素材性はもちろん、人の生と死に関わるものであり、多磨霊園をはじめとする府中市の土地や歴史とのつながりを感じたからかもしれません。
私たちは、このワークショップに参加いただいた皆さんとの交流を通じて「人と石との関係性」について探ってみたいと思っていました。なぜ人は、石に願いを込め、祈りを捧げ、拠り所としてきたのか。そこに、人の意識の構造や想像力についてのヒントがあると考えたからです。墓石は、石の永遠性にあやかって、大切な思いを忘れないようにしてきた人々の知恵でもあり、もしかすると、自分自身の『みかげ(魂)』の声を聴くためのメディアでもあるのかもしれません。
成果展では、和室の中に移りゆく光の陰影や、庭の梅の香りまでが、今回の石の作品と呼応しているかのような絶妙な空間となりました。たくさんの来場者の方に石に触れて、楽しんでもらえたことを嬉しく思っています。
素材提供企業 玉川石材工業株式会社 宮本社長の感想
代表取締役 宮本 修一
この度このような企画に参加させていただき、ありがとうございました。
初めにワークショップのお話を聞いてどのような作品が出来上がるのか想像もつきませんでした。
実際会場で見たときはそのアイデアに大変驚きました。いつも見慣れている墓石サンプルの切れ端から澄んだ美しい音色が奏でられ、まるで楽器の様でした。アートワークショップに参加されたお子様たちの石の感想も印象的でした。中でも多かったのが「キラキラしている」。墓石がキラキラしているようでとても誇らしかったです。
当社は創業125周年を迎えています、これだけ長きに渡り事業を営んでこれたのは数えきれない程のたくさんの人たちとの出会いだったと思います。
お客様との出会いだけでなく、このような企画の出会いもかけがいのない大切な出会いであります。
ワークショップ、展示会にお越しいただいた皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。
*写真撮影:深澤明子
「いしのこえとみかげ」ワークショップ情報
日時|2023年2月19日(日) 午前の部 (10:00 – 12:00) 、午後の部 (14:00 – 16:00)
場所|府中市生涯学習センター 3F 和室(談話)+工房1(工作) (東京都府中市浅間町1-7)
講師・アーティスト|MATHRAX 対象|どなたでも参加いただけます
参加費|500円 参加人数|合計19組 33名
「いしのこえとみかげ」成果展情報
日時|2023年3月4日(土)〜3月12日(日) 10:00 – 16:00
場所|府中市郷土の森博物館 旧田中家住宅 (東京都府中市南町6-32)
参加人数|約1078名
主催|東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、NPO 法人 アーティスト・コレクティヴ・フチュウ(ACF)
※本プログラムは、令和3-4 年度市民提案型協働事業として、府中市の文化生涯学習課と協働しています。