[事例3] 子どもたちと素材に触れてみる@サングリア
2021年12月初旬、ACFメンバーが自らの子どもたちとともに、TOKIO Labさんの梱包材(段ボール小片)を使用した「遊び」を体験する、試験的な事前ワークショップを開催しました。
美術家・三木麻郁さんによるワークショップを2日後に控えて、運営メンバーが自ら「ワークショップ参加者」となり、この梱 包材を前に大人や子どもがどう動くのか、どう動かすのか、何を作り出すのか、といった未知数だった開催イメージを形にする試みです。
当日は、ACFメンバーが経営するレストランの3Fを貸切にしてビニールシートを敷き、その上にTOKIO Labさんの梱包 材を山のように置き、傍にはクレヨン、ペン、クーピーペンシル、紐、リボン、シール、大小テープ、そのほか梱包材などを 散りばめました。
参加者は大人も子どももシートの上に直に座って、提供された素材を使って自由に形を作り、色づけていきました。大人 たちは具象的な造形を作り出す一方で、子どもたちはより自由にふるまっていました。梱包材には目もくれずにひたすら テープで遊ぶ子、海外の幼児用画材で試し書きを続ける子、自分が作った作品で遊び出す子など、気の向くままに素材 と向き合っていました。そこでは、大人も子どもも、「目の前にあるモノを使って、全く別の形を想像/創造する」ことを純粋 に楽しむことができました。
この試みはメンバーにとって、2日後のワークショップをイメージすることができたばかりでなく、ラッコルタという事業その ものの可能性を、各自が感じ考えるきっかけになりました。
この場を実現したことで、ACFという団体の持つポテンシャルも可視化しました。開催するにあたって、様々な素材を用意したメンバー、場所や飲食を提供して呼びかけたメンバー、子どもたちへの励ましが巧みな美術教師であるメンバーなど、さまざまな立場や能力を活かした場が形づくられました。このような場の創出は、今後のACFの団体運営にとっての 指標づくりの場としても役立っていくことでしょう。
日時 | 2021年12月3日(金)17:00 – 19:00
場所 | IN VINO VERITAS サングリア3F(東京都府中市本町1-1-7)
参加人数 | 大人11名 子供12名
(ACF正会員 馬渕 愛 )