2019.8.25

null vol.1 @鴨下酒店&サロンドカモシタ 開催レポート

開催レポート

第1回のnull -自由な場所とアートなこと-を、本宿町の鴨下酒店&サロンドカモシタにて開催しました。
喫茶スペースには、グランドピアノ、ドラムセット、真空管アンプと質の高いスピーカーが、酒店にはギャラリースペースがあるアート好きなお店です。

そんなこともあり、テーマは“音楽”に。参加者が音楽にまつわるものを持ちより、好きなアーティストや思い出などを語り合いました。ロック、ハードロック、ボサノバ、ジャズ、テクノ、三味線、木琴からiPodまで、沢山の持ち寄りと思い出と想い入れがあり話題が次々と展開していきます。

音楽を通して、ファッションが好き、映画・映像が好き、グラフィックが好きなど、見え隠れする趣味があることもわかりました。音楽は人の違う側面を見るアイテムとして面白い。

ひとりひとりの話題は、興味の広がりと思い出の時系列が入り混じり立体的に膨らんでいきます。世代がバラバラなことも面白味のひとつになりました。

nullはアナログ感も大事にしたいので、毎回参加者が自由にチェキを使って持ち寄りのものを撮影。参加者が何に関心を持ったのかがわかりますね。今回は小さな写真家たちが大活躍でした!
こちらはアルバムにして、null開催で見られるようにアーカイブしていきます。

今回は話題が尽きずに活用まで至らなかった自分で活版印刷する企画も用意していました。

ACFは「だれもが表現できるまち」を目指して活動していることもあり、まずは自分達から表現をということでnullではイメージビジュアルを制作しています。

一つ目は烏田鈴渚さんが制作。

烏田:「これから始めるnullという新しいコミュニティーのイメージを可視化することは、少し難しかったです。小さい頃、公園で初めて会った子と友達になって、砂の山を作ったり、新しい遊びを考えたことをふと思い出し、もしかしたらnullってそういう場所なのかもしれないと想像が大きく膨らみ、nullに対する期待や未知数なところを表現してみました。」

ひとつの表現がnullの場でできたことを嬉しく思いました。

そして、看板制作は木彫作家の馬塲さん。こだわり満載の高機能と質の高さ!
動物木彫を得意とするだけに、見ただけで手触りや温もりも伝わってきます。この後、さらにアップデートでささやかな楽しみが生まれる予定。

参加者同士の普段知らなかった面がみられ、より深い交流を楽しむことができました。

運営スタッフより

初開催ながらも参加者の方々とアットホームな雰囲気の中で、それぞれの濃い話をお聞きすることができ、nullの場の可能性を感じました。会場のサロンドカモシタさんに初来訪という参加者も多く、場の魅力を知るきっかけとしての役割も担えていたと思います。

開催情報

場所:鴨下酒店&サロンドカモシタ
日時:2019年8月25日(日)14:00-16:00
参加人数:16名(スタッフ含む)
テーマ:音楽