THE ART FUCHU 2024-暮らしと表現の芸術祭-終了のご挨拶と事業報告

会期後も続いていた各企画も含め、THE ART FUCHU 2024-暮らしと表現の芸術祭-に関連する全ての催しが終了いたしました。
ご参加、ご来場、ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。
2025年は準備期間とし、次回のTHE ART FUCHUの開催は2026年になります。
次回も府中に関わるたくさんの人たちと「地アートフチュウ」を創り上げていきたいと考えています。
終了につきましてTHE ART FUCHU 2024 実行委員長、杉浦一志の挨拶と事業報告を掲載いたします。
「THE ART FUCHU 2024 – 暮らしと表現の芸術祭 -」を終えて
2016 年、2018 年の開催の「フェット FUCHU TOKYO- 暮らしと表現の芸術祭 -」から6年の月日を経て、名称を「THE ART FUCHU」に一新し、暮らしと表現の芸術祭を府中で開催することができました。
企画を開催してくれたアーティストや店舗の皆様、ご支援いただいた企業様、サポートしてくれた府中市、企画に参加してくれた来場者の方々、運営メンバーの実行委員会、こうした皆様のお力添えのもと無事開催し、大きなトラブルもなく会期を終えることができました。
皆様のご支援、ご協力に厚く御礼申し上げます。
私は2018 年のフェットでは企画アーティストとして芸術祭に参加しており、その時に府中の芸術祭の存在を知り、ここ府中で芸術祭なんてやってるんだ、府中にこんなにアーティストがいるんだ、という衝撃を受けたのを覚えています。まさか6年後に自分が実行委員長をやるなんて思ってもいませんでした。開催の一年半前頃に府中の芸術祭を復活させようという話が持ち上がり、徐々に徐々に少しづつプロジェクトが動き出しました。最初はノウハウや資金もなくどこから手をつけていいのか、開催へ向けての現実感がないまま進んでいきました。名称も決まらず、府中芸術祭(仮)のまましばらく動いていました。説明会の日程が決まりいよいよ名前を確定しようということで「THE ART FUCHU 2024」に決まりました。名前がついたことでようやく芸術祭の輪郭ができてきたように思います。
「THE ART FUCHU」は日本語にすると「地アートフチュウ」になります。良い名前だなと個人的にはすごく気に入っています。地元のアート、地域のアートを表現する芸術祭だということをストレートに言っています。
「THE ART FUCHU」は「府中をアートでおもしろいまち」になることを目標にしています。しかし「アートでおもしろいまち」とはいったいなんなんだと開催に向けてずっと模索してました。府中の街で芸術祭をやる意味ってなんなのだろうと考えていました。その一つの結論が「地アートフチュウ」の名前に込められています。
「THE ART FUCHU」はアート表現だけが主体の芸術祭ではなく、府中の街のエッセンスを取り込み、アーティストの作家性が地域の色や風習、府中らしさに揉まれ、そこから生まれてくる表現の場をつくることを目指しています。まちとアートが手をとり、共につくる芸術祭です。今回の開催でそれが出来てたのかどうかは定か
ではありませんが、未来に向けてそのきっかけが生まれたのは確かです。回を重ねることでそれを熟成させていきたいです。
開催中いろいろな展示や企画を体験させてもらいました。フェットの時は自分の展示であまり時間が取れず、今回の開催で初めて府中の芸術祭を楽しむ側としても参加させてもらいました。「THE ART FUCHU 2024 – 暮らしと表現の芸術祭- を終えて」の文章を書くにあたり振り返り、まず何を思ったか。展示を巡り、府中の街を歩く、時には場所が分からず回り道をしたり、開催地でそれぞれのユニークなスタンプを押したり、なによりその体験全てが楽しかったです。天気も最高でした。
そんな体験をくれたみなさんに感謝です。ありがとうございました。
そしてまたやりたいなと思っています。
この先の未来で府中がアートでおもしろいまちになるように。
「THE ART FUCHU 2024 – 暮らしと表現の芸術祭-」を終えて
THE ART FUCHU 2024 実行委員長 杉浦 一志
主な収入: 助成金、協賛金(寄付金)、参加費(企画者エントリー費)ほか
主な支出: 印刷費、企画・運営費、デザイン・編集費、会場費、HP製作費、広報費、グッズ制作費、設営費ほか



