2022.11.16

府中市生涯学習フェスティバル 参加報告

日時|2022 年 9 月 10 日(土)13:00~17:00 
場所|府中市生涯学習センター
参加人数|大人 26 名 子供 30 名

開催概要はこちら

2022年度、コロナ禍により多数のイベントが中止になる中、「創造素材ラボ」として新たな取り組みを開始しました。より多くの府中市民に「ラッコルタ」の活動を周知するため、市の文化施設で開催されるフェスティバルやイベントに参加。アーティスト招聘のワークショップとは別に、参加者が創造素材に触れ、自由にものづくりをする機会を創出していきます。

その第一回目が「第 29 回府中市生涯学習フェスティバル」。協働している府中市文化生涯学習課の管轄施設である府中生涯学習センターの催事です。当フェスティバルは、施設を利用している市⺠団体の日頃の活動発表の場でもありますが、ここ数年コロナ禍で中止が続き、久しぶりの開催となりました。

多くの市⺠に作ることの楽しさを体験してもらうために、ラッコルタの創造素材を企業ごとに複数用意し、参加者が自由に選び創作するワークショップを行いました。「創造素材ラボ」として、企業から譲り受けた素材の背景を紹介しながら、参加者がモノとしての素材に触れて造形するプロセスを「ラッコルタ」スタッフ自身が改めて学ぶ機会でもあります。

用意した素材|段ボール小片・ランドセル合成皮革・布ハギレ・ドットボタン他

こちらから手順も示さず自由に創作をするスタイルに参加者の反応が気になりましたが、参加した子供や大人は戸惑う事なく手を動かし、異素材同士を組み合わせて思い思いの作品を作っていきました。

2 つ 3 つ作る、試行錯誤を繰り返し 1 つの作品を作り上げる、生活に役立てるものを作るなど、楽しみながらじっくりと取り組む姿があちらこちらで見られました。

[参加者の声]
「じっくりやりたいことをする時間が過ごせた」 「楽しかった」 「日頃できない体験をすることができた」 「親子でそれぞれ作ることができ、楽しめた」 「納得のいくものができた」 など。
参加された皆さんの感想から、決められた課題や時間内での取り組みが多い中、じっくりと自分の創作に向き合う時間が求められていることを知りました。今回のワークショプがそれらを提供する場となりました。

※当事業は、市民提案型協働事業として府中市の文化生涯学習課と協働しています。

素材提供企業:株式会社TOKIO Lab、株式会社協和、樋口鞄工房株式会社、株式会社F.F.P.、佐藤洋裁教室、GREEN
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、特定非営利活動法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウ

本プロジェクトは「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。